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2018.08.22

こころおどる「おそろい」の日

おでかけの日は、きょうだいでおそろいの服を着る。
少し特別な、くすぐったいような気持ちがするのは、普段意識していないきょうだいの絆を感じさせるからだろうか。あの絵本に出てくるきょうだいもおそろいの服を着ていた。

 

幼い頃、誰もが読んだであろう名作絵本『ぐりとぐら』。「このよでいちばんすきなのは おりょうりすること たべること」という、野ねずみの双子のきょうだいが作る、ふっくらとした大きなカステラに魅了された人も多いのでは。仲良しのふたりがいつも着ているのは、青と赤の吊りズボン。鮮やかな色はふたり一緒の動きや小さな可愛らしさを引き立てる。作者の中川李枝子さんには、『おやすみ』という、子どもの一日を描いたシンプルで心満たされる絵本もあって、そちらもきょうだいと思しき二匹の犬が主人公。それぞれ薄いブルーとピンクのつなぎを着て、同じポーズで遊んで、お風呂に入って、ご飯を食べて、歯を磨いて、眠る。同じことの繰り返しが毎日の基盤を作り、安らかな気持ちになることを実感させてくれる本だ。

 

兄弟・姉妹で揃えることはもちろん、男の子と女の子の組み合わせでも楽しめるSAYEGUSAのラインナップ。同じ素材やプリントなど、一人ひとりにいちばん似合う装いを選びながらつくるお揃いのスタイルは、子どもたちの笑顔をいっそう引き立てます。

ところで、どうして、主人公はひとりではなく、ふたりなのか。思うに、複数いることで、特定の誰かではなく、子ども自体の話になるからだろう。読者誰もが自分と思えるような、子どもそのものが描かれる。ふたりが大人では着ない、おそろいのつなぎ服を着ているのも、その効果を高めていて、子どもらしいあどけなさが浮かび上がる。こどもの頃、きょうだいでおそろいの服を着た経験がある人も多いだろう。普段よりもどちらかと言えばお出かけのシーンだろうか。おそろいの服を着て外出する子どもたちは、子ども特有の愛らしさを感じさせると同時に、家族の一員としての情景も作り出す。家族というチームのユニフォームをまとっているようにも見えるのだ。ユニフォームが所属や属性を表すように、おそろいの服は普段意識しない、家族のかたちや子どもらしさを際立たせる。幼い子は同じということを好むけれど、それは安心感や寄りどころにつながるからなのだろう。さあ、今日もおそろいのユニフォームを着て、とびっきりのチームメイトと出かけよう。