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2018.08.22

小さなレディをはぐくむ、 ジャージードレスの魔法

SAYEGUSA のアイコンともいえるジャージードレスが復刻。
しなやかな生地に丹念に刺繍が施されたワンピースは子どもの伸びやかな動きに寄り添う。約100 年前、女性を自由にしたシャネルのジャージードレスのように。

20世紀初め、女性を解放したといわれるシャネルのジャージードレス。それまでのドレスはコルセットでウエストを締め、ロングスカートが広がる、優美だけれど窮屈なものだった。それが、身体の動きに添う、丈夫でしなやかで機能的な衣服へと変化。自由な衣服は街、スポーツ、旅へと、女性の行動範囲を広げ、社会進出を後押ししたといわれている。洋服が生き方を変える、いわばスタイル革命だった。

そのジャージー素材を子ども服に採用したのがSAYEGUSA。1932年、最高級ウール100 %の極細糸で編み上げたオリジナルのジャージー素材に、手仕事による丹念なスモッキングと可憐な刺繍を施し、フォーマルに仕立てた。きちんとした装いと、子どもの自由な動きを妨げない着心地。その両方の良さを持つ画期的なワンピースとして、ジャージースモッキングワンピースは、SAYEGUSAの代名詞となり、昭和の時代の看板商品となった。

熟練の高い技術を要するスモッキングの職人が時代とともに不在となり、しばらく生産を休止していたが、創業150年に向けて、今秋いよいよリバイバルする。新しいワンピースは、デザインこそ現代的だが、着心地を追求した素材や形、子どもの可愛らしさが引き立つ配色というSAYEGUSAがずっと大事にしてきた服の基本は変わらない。それは流行のファッションを身にまとうだけではなく、“マイ・スタイル”を確立するため、ベースとなる服でありたいという思いがブランドの根底にあるから。

服はその人がお洒落かどうかに関わらず、誰もが身にまとい、一生付き合うもの。であれば、服に無頓着でいるより、着こなしを知り、上手に装う方が人生は楽しくなる。だからこそ、子どものうちに洋服の基本となる、素材の特性や色、コーディネートを体験して欲しいというのがSAYEGUSAの一貫したフィロソフィー。たとえば、年に数回でも、家族とのお出かけには、きちんとした服を着る。そうした経験を通して、基本を身につけていると、着崩したり、ハズしたりもサマになる。誰かの真似ではなく、自分らしいスタイルが醸し出される。女性の自分らしい生き方をサポートする。それがシャネルのジャージードレスだったとすれば、SAYEGUSAのワンピースは、子どもが自分らしい装いを身につけるための第一歩になるかもしれない。

SAYEGUSAのジャージードレス

今回、SAYEGUSAの創業150年を機にジャージードレスを復刻。昭和40年頃につくられたデザイン(写真左)からシルエットや丈など現代的にリモデルされているものの、上品で愛らしい存在感は当時のまま。いつまでも色褪せない、SAYEGUSAの代名詞ともいうべき一着。

online storeにて販売中

SAYEGUSAを代表するジャージー生地にスモック刺繍を配したワンピースを現代版にアレンジしました。胸には機械シャーリングとスモックを配し、その間にハンド刺繍で小花を加えて美しく温かみのあるデザインに。クラシックな華やかさと現代の技術の美しさを合わせたワンピースです。
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photograph _ tenten hair & make _ Taro Yoshida text _ Chisa Sato