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2019.12.20

MADE HERE 着る人を引き立てる色 ネイビーの魅力

今シーズン、SAYEGUSAは改めてベーシックカラーであるネイビーを提案。
フォーマルに選ばれることも多いネイビーは、きちんとした“良い子”に見せるだけではない。
コーディネートによって、着る人のさまざまな表情を引き出す。ネイビーの奥行きに触れることで
子どもたちが装いの楽しさに目覚めてもらえればという願いを込めて。

子ども時代を振り返ると、入学式のワンピースや卒業式のブレザーなど、誰もが思い出に残るネイビー
の服を持っていることだろう。もともと、ネイビーは英国海軍を意味し、彼らの制服が紺色だったこと
から、やがて色そのものを指すようになったという。日本ではフォーマルや学校の制服に用いられる
ことから、上品で知的なイメージ。でも、だからこそ、ハズしたり、遊んだりしても、節度をもって
受け止めてくれる、実は使い勝手の良い色でもある。

日本と同じくネイビーをベーシックとするイタリアでは、さまざまな着こなしを楽しんでいる。
たとえば、イタリア・ファッションの帝王、ジョルジオ・アルマーニは、トーンや素材の違うネイビー
ジャケットを何種類も揃え、コーディネートしていた。テーラードジャケットから芯地や裏地を取り
除いた、アンコンジャケットを発明したアルマーニ。それまでのかっちりとしたジャケットのイメージ
を一新し、やわらかく、しなやかに体に添う上着は、モダンでエレガントなアイテムとして旋風を巻き
起こした。つまり、ネイビーは素材やデザインによって、着る人のイメージを自在に変える、控えめな
背景色のような存在なのだ。

SAYEGUSAにとって、ネイビーの服はずっと扱い続けている定番のひとつ。一時期は“SAYEGUSAと
言えば、ネイビー”と言われるほどイメージが定着していた。創業150周年を迎えた今年は改めて、
基本であるネイビーに立ち戻り、原点回帰の装いを提案したい。

ネイビーと一口に言っても濃紺から、群青、藍色まで、さまざまなグラデーションがあり、同じ
ベースカラーでも黒とは違う奥行きがある。ビビットなカラーを合わせれば、コーディネートの
引き立て役となり、上質なネイビーのコートは一枚でシックな冬の装いの主役となる。何よりも、
着ている人に光をあてるのがネイビーのマジック。子どもたちの初々しく溌剌とした表情をいっそう
きわ立たせる。まじめ顔の着こなしだけでなく、キュートに、清楚に、あるいは着崩して、自分
らしい装いを身につけるベースとしてほしい。

キュートに、シックに着こなしによって表情を変える色