
2018.12.07
THINK GREEN 森に住む、小さなフクロウ王子の物語 ②

緑の惑星と言われる地球を、少しでも美しい状態に戻して子どもたちに手渡したい。 そんな思いから、数編の物語を通じて、多種多様な環境問題をわかりやすくご紹介するコーナーをつくりました。 子どもたちに伝えていきたい分野は5つ。「1. 気候変動」「2. ごみ問題」「3. 生物の話」「4. 食と水」「5. 大気汚染」です。 物語の主人公は、森に住む、小さなフクロウ王子。 おじいちゃんの王様フクロウと仲間たちが、自然界や人間の営みを見せながら、フクロウ王子の疑問にやさしく答えてくれます。 絵本の“読み聞かせ”のような形でご活用いただき、子どもたちと環境問題について話し合う時間を持っていただけると幸いです。

フクロウ王子と緑の地球
ぼくは里山の林に住んでいるフクロウ王子。 世界を旅してきた王様フクロウのおじいちゃんは、よく「地球が大変なことになっておる」と言いながら、いろいろな話をしてくれるんだ。 今回は、ぼくが学者さんに教えてもらった「地球にやさしい電気のつくりかた」のお話しです。
自然の力で電気をつくる方法
気候変動 第2話
「やぁ、夕焼けがきれいだね。今日は何を知りたいんだい?」 窓わくに止まったフクロウ王子をみつけた学者さんは、いつものように話しかけてくれました。フクロウ王子が知らないことを教えてくれる、大切な友だちです。 フクロウ王子が「電気のつくりかたを知りたいんです」と答えると、学者さんは「いい方法があるよ」と言いながら、庭に出て行き、自転車にまたがりました。 学者さんは「いいかい、僕が向こうから自転車で走ってくるから、ライトのところをよく見ていてごらん」と言うと、家の前の道を走りはじめました。学者さんが自転車をこぐとライトがつき、止まるとライトが消えます。


気候変動 第2話おわり

ごみ問題 第1話につづく