むらじ かおり

村治 佳織

ギタリスト

村治 佳織
ギタリスト。1978年東京生まれ。3歳より父・村治昇の手ほどきを受け、10歳より福田進一に師事。小学校5年生にして全国コンクールで史上最年少優勝、1992年中学2年生の時にはブローウェル国際ギターコンクール、東京国際ギターコンクールで最年少優勝。翌年15歳でデビューCD『エスプレッシーヴォ』をリリース。94年日本フィルハーモニー交響楽団と共演、協奏曲デビューを果たす。95年イタリア国立放送交響楽団の日本ツアーにソリストとして同行後、翌年にはイタリア本拠地トリノでの同楽団定期演奏会に招かれ、その模様がヨーロッパ全土に放送され好評を博す。99年には、『アランフエス協奏曲』の作曲者ホアキン・ロドリーゴの前で、マエストロの作品を演奏する機会を得る。 10代後半からのフランス留学帰国後、積極的なソロ活動を展開。ビクターエンタテインメントから CD『カヴァティーナ』など9タイトル、DVD『コントラステス』をリリース。国内活動はもとより、韓国では2000年の初リサイタル後も定期的に演奏活動を行い、中国やベトナムなどアジア諸国にも活動の場を広げ、NHK交響楽団ほか国内主要オーケストラ及び欧州のオーケストラとの共演を多数重ねている。2003年英国の名門クラシック・レーベル DECCAと日本人としては初の長期専属契約を結ぶ。移籍第一弾アルバム『トランスフォーメーション』は、第19回日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー〈洋楽〉を受賞。これまでに DECCAよりCD14枚、DVD2枚をリリース。2021年12月には7年振りのベストアルバム『ミュージック・ギフト・トゥ』をリリースした。2015年4月NHK- BSプレミアム『祈りと絆の島にて 村治佳織 長崎・五島の教会を行く』に出演。『ふしぎな岬の物語』(2014)でメインテーマ曲を演奏、吉永小百合主演映画『いのちの停車場』(2021)ではエンディング・テーマを作曲した。
TALK